借りる形にも、段階がある
この計画は、格安の共用サーバーから始まります。そこからプランを上げ、VPSへ移り、自宅のNASへ。どの段階で、何を理由に上げるのかを、料金の相場と合わせて整理します。
相場のつかみ方
2026年の夏に調べた、国内のおおよその月額の相場です。事業者やキャンペーンで大きく変わるので、あくまで段階の目安として見てください。
| 段階 | 目安 | 向いているもの |
|---|---|---|
| 格安プラン | 数百円 | 静的なHTMLのサイト、小さなサイト |
| 標準プラン | 500〜1,000円前後 | 個人のブログ、アフィリエイトサイト |
| 高性能プラン | 1,000〜2,000円前後 | アクセスの多い個人のメディア |
| 構成 | 目安 | 向いているもの |
|---|---|---|
| 1コア・メモリ1GB | 500〜900円前後 | 入口のリバースプロキシ、小さな常駐処理 |
| 2コア・メモリ2GB | 1,000〜2,000円前後 | 小〜中規模のWebサイト |
| 4コア・メモリ4〜8GB | 数千円 | アクセスの多いサイト、重めの処理 |
TODO:公開前に、実際に候補にしている事業者の最新の料金で確かめる。
料金を見るときの落とし穴
安い月額は、長期契約が前提のことが多い
表示されている最安の月額は、1年〜3年分をまとめて払う前提のことがよくあります。1か月ずつ払うと、かなり高くなる場合があります。この計画では、段階を上げていく前提なので、長く縛られる契約は、次の段階に移る時期と照らし合わせて決めます。
通信量で課金されるかどうか
国内のVPSは、通信量を定額にしているものが多い一方、海外の大手クラウドは、外へ出ていく通信の量で課金されるのが一般的です。入口として外とのやり取りを受け持つVPSは、通信量が定額のものを選びます。
段階を上げる理由を、決めておく
| 段階 | 次へ上げる理由 |
|---|---|
| 格安の共用サーバー | 処理が重くなった、機能が足りない |
| 上のプランの共用サーバー | 自分で入れたいソフトが入れられない、処理の本体を自宅に移す準備が整った |
| VPS+自宅のNAS1台 | NASの負荷が上がった、止まれない時間が増えた |
| VPS複数+NASのクラスタ | 電気代と置き場所が、自宅の限界に近づいた |
どの段階でも、上げる理由は「なんとなく不安だから」ではなく、測った数字が限界に近づいたからにします。そして、前の段階の共用サーバーは、安いプランにして、バックアップの置き場所として残します(ノート「止めないことと、失わないこと」)。